Onkui Channel

全ジャンル対応音楽メディア

*

1960年代結成プログレバンドのギタリスト4人

      2015/02/25

1960年代後半に現れたジャンルであるプログレッシブ・ロック。複雑な変拍子、ポリリズム、1曲に覚えきれない程の展開を含める、10分超えの曲は普通、むしろアルバム全体が1曲になっている、というわけのわからない手法をてんこ盛りに込めたジャンルである。

大流行したジャンルであるが、聞くのに体力が必要すぎるジャンルであり、残念ながらとっくに下火。しかし、プログレ全盛期には数多くの個性的なバンドがデビューしており、中でもキング・クリムゾン、ピンク・フロイド、イエス、ジェネシスは特に人気のあるバンドであった。そして、これら4バンドは全て1960年代に結成されている。ちなみにエマーソン・レイク・アンド・パーマーはギリ1970年。

この記事では、そんな1960年結成のプログレ4大バンドのギタリストを紹介したいと思います。さすがに人気のバンドを支えたギタリストだけあり、そのプレイスタイルもとても個性的です。

1.デヴィッド・ギルモア

ピンク・フロイドのギタリスト。プログレといえばテクニックの高さが注目されがちなジャンルですが、デヴィッド・ギルモアのギタープレイはテクニック的な意味では大人しい。ただし、少ない音で多くを語ることに関しては達人の域に達している。ロングトーンやチョーキング等で感情表現をするタイプ。4人の中ではテクニックはあまりない方だが、それを補って余りある表現力を有している。”Comfortably Numb”のギターソロは至高。

2.ロバート・フリップ

キング・クリムゾンのギタリストにして不動のリーダー。椅子に腰掛けて不動でギターを弾く様はちょっと怖い。正確なピッキングにタイトなリズムが持ち味であり、まるで人間シーケンサー。”Frame by Frame”や”フラクチャー”のシーケンスフレーズの正確性は異常。もはや怖い。エフェクターを用いて様々なサウンドも出す。人間的な生っぽさを排したサウンドや秩序のある正確なプレイが特徴だが、複雑なフレージングに破壊的なファズサウンド等も使う。秩序と破壊の混沌である。

3.スティーヴ・ハウ

イエスのギタリスト。生っぽい乾いたサウンドが特徴であり、非常に温かみのあるプレイをする。デヴィッド・ギルモアも人間っぽいギタープレイをするが、彼がもっと”泣いている”ギターであるのに対し、スティーヴ・ハウのギターにはあまり悲哀は感じられず明るい。明るく、そして人間味がある。シールドを繋げていないギターをそのままに音を大きくした感じのサウンドが心地よい。”シベリアン・カートゥル”はギターリフ、最後のギターソロ共に素晴らしい。

4.スティーヴ・ハケット

ジェネシスのギタリスト。多彩な小技、サウンドが特徴のギタリスト。いろいろな効果音を出すことができ、サウンドも美しいです。ちなみにタッピングをヴァン・ヘイレン以前に使っていたと言われている。『Nursery Cryme』や『Foxtrot』はやはり名盤。

 

以上4人のプログレギタリストを紹介しました。興味深いのは同じ時期に活動しながらも、お互いのプレイが全くと言っていいほどに似ていないこと。所属しているバンドの音楽性も全然違うので当たり前なのかもしれないが、こうも違くなるものなんですね。全員が全員自分なりの個性を持っている素晴らしいギタリストであり、是非とも未聴の人には聞いて頂きたい。

 - コラム

  関連記事

ジャズ・フュージョン界のピック弾きベーシスト3選

ジャズ・フュージョン界におけるピック弾きベーシスト ロック界では一般的なピック弾 …

no image
トリオバンド特集

ロックバンドを組むのに必要なパートはボーカル、ギター、ベース、ドラムです。一人一 …

no image
及川光博のライブがカッコ良すぎて悶絶する

及川光博といえば、個性派俳優として数多くのドラマに出演してきている俳優。今や俳優 …

第一弾:テクニカルギタリスト5選

バンドの花形ポジションでもあるギタリスト。特にHR/HM全盛期の頃はボーカリスト …

no image
及川光博フィーバー再び。ミッチーとテレビの力が凄い。

またしても及川光博フィーバー 好きなミュージシャンを淡々と紹介していくこのブログ …

no image
ビリー・シーンのベースプレイが狂ってる曲5選

ビリー・シーンといえば爆音ベースに、超絶フィル、タッピング、ハーモニクス、それで …

no image
1950~55年生まれのフュージョンベーシスト5選

この記事では1950~55年生まれのフュージョンベーシストを5人ピックアップして …

no image
かっこいいロックベースソロ5選

ロックにおいてベースは低音を支える上で大きな役割を担っており、あまり自由に動きす …

レインボーカラーのピック
PICKBOYでオリジナルのカスタムメイドピックを作ろう!!

先日ジョン・メイヤーがPICKBOYのカスタムメイドピックを使っているという記事 …

第二弾:テクニカルギタリスト5選

テクニカルなギタープレイというのはなんとも魅力的である。スウィープ、タッピング、 …