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1950~55年生まれのフュージョンベーシスト5選

   

この記事では1950~55年生まれのフュージョンベーシストを5人ピックアップしてまとめます。フュージョンとはそもそも、ジャズを基調にロック・ラテン・R&B・電子音楽等を融合させた音楽である。1960年代後半からジャズと電子音楽を組み合わせたエレクトリックムーヴメントは始まっており、以後、ジャズはあらゆるジャンルの音楽と融合していった。特に1970~80年代はまさにフュージョンの黄金期と言えるほどにこのジャンルは成熟していくことになる。

ミュージシャンが活躍し出すのを20代と仮定すると、ちょうど1950~55年生まれのベーシストはフュージョンブームの黎明期から黄金期までを見てきたことになり、実際にこの時期に生まれたベーシストの多くは、その後フュージョンブームを支える役割を担っています。

調べてみるとこの1950~55年生まれのフュージョンベーシストは、ベース史を形作るスタープレイヤーの集まりであり、本記事ではその中から特に気になった5名をピックアップしています。

1.ジャコ・パストリアス(1951生)

パット・メセニーの初リーダー作に参加した後に、自身のソロアルバムである『ジャコ・パストリアスの肖像』を発表。デビュー作ながら、その後ベース史に長く語り継がれる名作となる。ベーシストに最も好きなアルバムを聞けば高確率で『ジャコ・パストリアスの肖像』という答えが返ってくるであろう。それほどに衝撃的。1976年からウェザー・リポートに参加し、ウェザー・リポートの黄金期を支えています。4弦のフレットレスベースを使う。

R&B的なグルーヴ感、フレットレスを最大限活用した唄っているかのような節回し、センスに溢れたフレージング、速弾き、全てが美しく格好良いベーシストである。マーカス・ミラーリチャード・ボナアドリアン・フェローといったベーシストはモロにジャコの影響を受けており、今後も永遠にベース界に影響を与え続けるであろう。 ジャズ・フュージョンが好きでなくとも、ベーシストであれば必ず聞いておきたい。

2.スタンリー・クラーク(1951生)

ジャズ・フュージョンの代表的バンドであるリターン・トゥ・フォーエバーに参加し、その後も順調にソロ活動を展開していったベーシスト、スタンリー・クラーク。日本人ピアニストの上原ひろみとも共演しています。

ギターライクでアグレッシブな速弾き、前のめりで推進力のあるグルーヴ、アクの強いスラッピングなど、ジャコ・パストリアスと同時期に活動しながらも全く違うプレイスタイル。ウッドベースも弾くことができ、そちらの腕前も一流。ソロアルバムの「School Days」にはスタンリー・クラークが使うありとあらゆるベーステクニックが詰め込まれており、ベーシストであれば必聴。

3.アルフォンソ・ジョンソン(1951生)

ジャコの前にウェザー・リポートに参加していたベーシスト。他にはビリー・コブハム、ジョージ・デューク、フィル・コリンズ、サンタナといったミュージシャンと共演している。

低音でグルーヴィーにバンドを支えながらも、滑らかで美しい高音域プレイも得意なベーシストである。ジャコ・パストリアスやスタンリー・クラークと比べるとあまり目立たない印象はあるが、彼らとはまた違うスタイルでベースを弾く一流のベーシスト。

4.アンソニー・ジャクソン(1952生)

ポップス、プログレ、フュージョン、ジャズ、さらにはラテンまで、あらゆるジャンルの作品に参加してきた超一流のセッションベーシスト、アンソニー・ジャクソン。フュージョンを代表する数々の名作品に参加している。リー・リトナーアル・ディ・メオラ、深町純などなど、、、、上原ひろみのトリオに参加したことも話題となりました。

ウネるようなグルーヴ、スケールをランダムに並べ替えたような奇想天外なフレージング、重厚でツヤのあるサウンドが特徴である。セッションベーシストであるため、基本的には裏方に徹するが、裏にいても存在感は抜群である。また、彼がいるだけでバンドのアンサンブルが安定する。

5.ジェフ・バーリン(1953生)

プログレ界での活動が多く、フュージョン界を支えたかというと疑問符だが、プレイスタイル自体はジャズ・フュージョン的。ビル・ブルーフォードアラン・ホールズワース、渡辺香津美との活動で知られている。

中音域が強調されたアクの強いグルーヴ、一生ソロを弾いていられるのではと思わせる即興、2フィンガーピッキングの卓越した能力等が特徴である。異様にうまいおっさん。他4名と比べると代表的なフュージョンミュージシャンと継続的な活動してきたわけではないが、ジャズ・フュージョンスタイルのベースプレイ自体は超一流。

まとめ

世界屈指のベーシストが揃う1950~55年生まれのフュージョンベーシスト。特に、1951年はジャコ・パストリアス、スタンリー・クラーク、アルフォンソ・ジョンソンという3人のベーシストが生まれているのは興味深い。

フュージョンというジャンルはベーシストが特に活躍しやすいジャンルである。そのフュージョンがまさに黄金期であった時期を過ごした5人のベーシスト。全員が異なる個性的なスタイルを持ち、トップレベルのスタープレイヤーであり、大変豪華な世代である、

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