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アラン・ホールズワース(Allan Holdsworth)とは

      2017/05/14

一般的な知名度は非常に低いながらも、ミュージシャンから多くの尊敬を集める、レガートの達人アラン・ホールズワース(Allan Holdsworth)

フルピッキングといえばアル・ディ・メオラ、スウィープといえばフランク・ギャンバレですが、レガートは間違いなくアラン・ホールズワースでしょう。ミュージシャンからの人気は非常に高く、多くのギタリストは彼のファンであることを公言しております。

■長続きしないバンド活動

実力はミュージシャンの中でもトップレベルでありながら、対称的に非常に低い知名度。その理由はバンド活動が長続きしないことでしょう。ギタリストとしての実力は超がつく一流ですのでテンペストやソフトマシーン、ニューライフタイム、ブラッフォード等有名バンドにも参加はしているのですが、長く在籍することはほとんどありません。プログレ界のスーパースターが揃ったU.K.にも参加しながら、結局こちらも長続きすることはありませんでした。妥協を許さない性格のようなので、他の人と一緒に活動するのには向いていないのかもしれません。

■ギター習得の過程が特殊

アラン・ホールズワースはギターを覚えていった過程が非常に特殊であり、音楽理論についても独自の考え方を持っています。ピアノを弾く父親を見て、そのピアノで押さえているコードをそのままギターでも弾いていたらしく、その影響でギタリストの発想からは出にくいような特殊なオープンコードを弾くようになったみたいです。またサックスのソロをギターで弾くという練習もしていたようであります。流れるようなレガートプレイが特徴のアラン・ホールズワースですが、もしかしたらこのような特殊な練習の仕方が関係しているのかもしれません。

こちらが実際に演奏している姿です。曲名は憶えたとしても曲の違いがとても凡人にはわからないと思うので、憶えなくても良いと思いますもちろん私は憶えていません

さて、映像をご覧頂けるとわかるように音数に対して右手の動きが非常に少ないことがわかります。フルピッキングをするアル・ディ・メオラとは対称的です。効率化の極地とはこのことですね。ピッキングの回数が少ないので、フレーズも一つ一つが繋がっており、キレイに流れておりますね。グレッグ・ハウもアラン・ホールズワースのファンみたいですが、このように聞いてみると影響が大きいことがわかります。

■曲は、、、眠い

アラン・ホールズワースの知名度が低い理由として、バンドが長続きしないことを要因の一つとして先程上げました。しかし、ギタリストでソロ活動している人は結構多いですし、知名度が高い人もいっぱいいます。アラン・ホールズワースと彼らの差はなんでしょうか?間違いなく実力ではありません。

考えられるとすると見た目が地味だからとかでしょうか。結構有力な説だとは思いますが、それ以上に一番の要因は曲が眠いからだと思います

アラン・ホールズワースは全く妥協しない性格です。アルバム作りにも妥協はしません。以前雑誌でアラン・ホールズワースが自分自身のアルバムを全て振り返るという企画をやっていたのですが、そのインタビューではアルバム一つ一つに対するこだわりが強く伝わってきました。

そのような背景は十分に理解した上で、また、アラン・ホールズワースのこだわりに対して強い尊敬の念を抱いているという前提が当然あった上で、、、、しかし、やっぱり曲が眠いんです

マーティー・フリードマンも以前、ROCK FUJIYAMAという深夜番組でアラン・ホールズワースのライブに行って、「1曲目を聞いて超上手い!と思って感動していたが、その次の曲から寝てしまった」ことを告白しております。でも、それも仕方がないと思います

■一応聞きやすいと思った曲を、、、、

アラン・ホールズワースのギタリストとしての技術は是非とも聞いていただきたいのですが、ギターソロに辿り着く前に眠られては困ります。ということでアラン・ホールズワースの中で比較的聞きやすいボーカル入りの「Road Games」をご紹介。

しかし、この曲今聞くとキメの部分がKarizmaのI’m Tweekedに少し似てますね。アラン・ホールズワースの方が先なので、もし影響を受けたとすればKarizmaの方ですが、どうなのでしょうか。まあ、どうでもいいことでした

この曲ではアラン・ホールズワースのタッピングも見れます。ボーカルの人にネックを押さえてもらってミュートをするというアイディアプレイも登場。この頃から上手いですが、流麗さでいえば先の動画の方があります。

■意外と日本には来る

知名度が低い割にアラン・ホールズワースは日本にはよく来ます。日本人はギタリスト好きが多いので、意外と客が集まるのでしょう。そのため、結構気軽に見れる、、、、と思ったら引退ツアーが2014年に行われるそうです。せっかくの機会なので行こう、なんてことは一瞬も思わずに観に行かないことを私は決めました

 - ギタリスト , ,

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