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Bass Ackwards(ベース・アクワーズ)

   

Bass Ackwards(ベース・アクワーズ)とは、超絶ベーシストであるブライアン・ブロンバーグのソロ作品。
この作品には奇妙な注意書きがあります。

「この作品で聴かれる音は全てベースです(ドラム除く)」

ヴィクター・ウッテンがベース1本だけでアルバムを作ったこともありますし、ベースの音しか入っていないアルバムは、ベーシストのソロアルバムでは確かに有り得そうな話です。少々疑問符が頭に残りながらも、CDを聞いてみる。そうすると注意書きの意味がわかる。

ギターの音がいっぱい鳴ってる

しかも単なるギターの音ではない。ハードロックギタリストかのような歪ませたサウンド。バッキングの音ももちろんギターの音。

それでも、この作品で聴かれる音は全てベースらしいです。

つまりこのアルバムでは、ギターの音その他全てを「ベースで再現」しているんですね。ちなみに注意書きがなかったら、一切の疑いもなくギターだと思って聞いてしまうほどに、このアルバムで聴かれる音はギターそのものの音です。ジョー・サトリアーニのアルバムと勘違いしてしまいそうです

ピッコロベースを用いたギターサウンド

アルバム中に鳴り響くギターサウンド。実は、ベースを1オクターブ高めにチューニングしたピッコロベースにディストーションをかけることによって再現している。なぜギターで弾かなかったのかというツッコミを入れたくなるが、ブライアン・ブロンバーグ曰くベースで弾いた方が音に温かみが出るとのこと。ベースってなんだろう

ブライアン・ブロンバーグといえば、ウッドベースとエレクトリックベースを両方扱える、超絶技巧ベーシスト。普通にベースを弾いても人外レベルに上手い方です。恐らく、巧すぎて普通にベースを弾くのに飽きてしまったのでしょう

でも意外と聞きやすくて良い

注意書きからして狂っているこのアルバム。どう考えてもキワモノ系の作品。しかし、実は曲自体は結構聞きやすくて、意外と楽しめてしまう。ブライアン・ブロンバーグはプロデューサーとしても優秀なので、単なるキワモノ系に終わらせない手腕はさすがです。

ハードロックなポップインストゥルメンタルで曲自体を楽しむことができ、何度聞いてもギターの音にしか聞こえないピッコロベースによる超絶速弾きは圧巻。

それでいて、「普通」のベースサウンドによる超絶プレイも聞けます。超絶ベーシストとして名を馳せているだけあり、スラップ・タッピング・両手タッピングといった技術を惜しげも無く披露している。

「普通」の超絶プレイを聞きたいのであれば、ブライアン・ブロンバーグの他の作品をオススメしますが、ギターの音をベースで出すという物珍しさは一聴の価値あり。それに、ハードロック好きであれば曲自体も楽しめるはず。

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