Onkui Channel

全ジャンル対応音楽メディア

*

Billy Sheehan(ビリー・シーン)「超絶ロックベーシスト」

      2015/01/28

Mr.Bigのベーシストとして名を馳せた、Billy Sheehan(ビリー・シーン)

TALAS、Mr.Big、ナイアシン、デイヴィッド・リー・ロス、スティーヴ・ヴァイ、B’Zなどに参加しており、特にMr.Bigでの活動が知られている。

リードベースタイプのベーシストであり、その革新的なプレイスタイルはロック界において多大なる影響を与えている。現代のベースヒーローといっても差し支えないだろう。

 

超絶的なベーススタイル

ビリー・シーンが登場する以前のロックベーシストといえば、ジャック・ブルース、ジョン・エントウィッスルティム・ボガート、ポール・マッカートニーなど・・・・偉大なベーシストが既に数多く出てきてしまっており、もうこれ以上革新が起きる余地もないほどベース界は充実していた。

ジャック・ブルース、ジョン・エントウィッスル、ティム・ボガートは音はうるさいし、やたらと動きまわる。ポール・マッカートニーはメロディアスに動きまわる。彼らによってリードベースの型は既に完成したと思われていた。そう、ビリー・シーンが現れるまでは

ビリー・シーンも過去のベーシストに影響は受けており、ティム・ボガートに強く影響されていることは明言している。しかし、ビリー・シーンはティム・ボガート的なリードベースに、さらに極端に音数を増加させた。その上、タッピングやギターライクなピッキング・ハーモニクスをベースにも応用。たまにスウィープまでしてしまう始末。

完全にベースという楽器をギターと対等、もしくはそれ以上に競う楽器にまで進化させたのがビリー・シーンなのである。リードベースという概念を極端まで押し進めた結果がビリー・シーンのベーススタイルなのである。

過去のリードベーススタイルと何がそこまで違うかというと、実はそこまでは違いはない。あくまで延長線上にある。しかし、誰もそこまで延長できると思っていなかったような場所まで延長させたのがビリー・シーンである。

逆に言えば、今度こそロック界におけるリードベースのスタイルはこれ以上進化することはないと思われる。

 

奏法

3フィンガー奏法

ビリー・シーンの奏法で、特に多くのフォロワーを生み出したのは3フィンガー奏法でしょう。通常ベースは、人差し指と中指の2本でピッキングを行う。しかし、ビリー・シーンはこれに加えて薬指でもピッキングを行う。

3本指で演奏すること自体はスタンリー・クラークも行っていたが、それはフュージョン界における話。しかも、ビリー・シーンのように常時3フィンガーだったわけでもない。

この3フィンガー奏法により、ビリー・シーンはあり得ないような音数を敷き詰めるベーススタイルを築き上げる。

タッピング・ハーモニクス

また、タッピングも多用する。ベーシストでこれほどタッピングを使う者もいないだろう。ギターライクなタッピングが多く、ギターとのタッピングユニゾンはビリー・シーンの十八番の一つ。

さらに、ギターライクなハーモニクスも多用する。とてもベースの音とは思えないようなハーモニクスは圧巻である。

ただし、スラップはあまり上手くない

 

サウンド

テクニックばかりが注目されるビリー・シーンだが、サウンドも独自のものを持っている。クリーンの音と歪ませた音を分けて、2つのアンプから出力しており、それによりビリー・シーン独自のボトム感がある歪んだ音が生まれている。

 

8ビートのドライブ感

そして忘れてはならないのが8ビートにおけるドライブ感。超絶的な技術を持っていようとも、ベーシストは基本的にボトムを支えるのが仕事です。そこが疎かになっては他のプレイヤーが演奏しにくくなっています。

しかし、ビリー・シーンは8ビートだけでも十分に上手いプレイヤーです。ビリー・シーンの8ビートはドライブ感があり、彼がバンドにいるとバンド全体に勢いが出ます。ビリー・シーンはテクニックばかりが注目されますが、彼はたとえ8ビートしか弾かなくても一流プレイヤーなのです。

なによりブレない

そしてビリー・シーンが最も愛される理由。それはブレないことです。正直、相当偏ったスタイルであるためアンチも多いビリー・シーン。だが、ビリー・シーンは決して自分のスタイルは崩さず、ずっとドライブ感のあるうるさい音でうるさいハーモニクスを鳴らし、タッピングをいっぱいして、音数の多いフィルを入れます。

ベーシストとして自分を曲げない唯我独尊の姿勢があるからこそ、多くのミュージシャンに支持され、多くのベーシストに影響を与えているのです。

自分だけのスタイルを持っているオンリーワンなベーシストであり、ロックベース界に多大なる影響を与えたビリー・シーンの功績は非常に大きいです。

 - ベーシスト ,

  関連記事

no image
ジョン・ウェットン(John Wetton)とは

ジョン・ウェットン(John Wetton)とは、キング・クリムゾンやエイジアで …

キャロル・ケイ
キャロル・ケイ(Carol Kaye)とは

キャロル・ケイ(Carol Kaye)とは1935年アメリカ合衆国出身のベーシス …

no image
John Deacon(ジョン・ディーコン)「縁の下の力持ち」

ロックバンドQueenのベーシストである、John Deacon(ジョン・ディー …

no image
ジャック・ブルース(Jack Bruce)とは

ジャック・ブルース(Jack Bruce)とは1943年5月14日スコットランド …

no image
Marcus Miller(マーカス・ミラー)「ドンシャリスラップ」

ドンシャリサウンドによるスラッププレイが特徴のベーシスト、Marcus Mill …

no image
Chris Squire(クリス・スクワイア)「おばけベース」

プログレッシブバンドのイエスのベーシストである、Chris Squire(クリス …

no image
Chuck Rainey(チャック・レイニー)「ワンフィンガーピッキング」

ポップス、ソウル、R&Bのセッションベーシストとして大きなな人気をほこる …

no image
グレッグ・レイク(Greg Lake)とは

グレッグ・レイク(Greg Lake)とはイギリス出身のボーカリスト、ベーシスト …

no image
Bunny Brunel(バニー・ブルネル)「第三のフレットレスベーシスト」

主にジャズ・フュージョン界で活躍するフレットレスベースプレイヤーの、Bunny …

no image
Jimmy Johnson(ジミー・ジョンソン)「メロディアスなソロが特徴」

アレンビックベースがトレードマークのセッションベーシスト、Jimmy Johns …