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Carlos Santana(カルロス・サンタナ)

      2015/02/07

哀愁のギタープレイが特徴のメキシコ出身アメリカ人ギタリスト、Carlos Santana(カルロス・サンタナ)

自身の名前を冠したラテンロックバンド「サンタナ」を1960年代から率いる。ラテン、アフリカンなリズムをフィーチャーしており、ロックバンドではあまり見られないティンバレスやコンガといったパーカッション類を積極的に採り入れている。新しい要素を自身の音楽に採り入れることに抵抗感がないため、時期によって音楽性が大きく変わることも特徴のバンドである。ジャズ・フュージョンに傾倒した『キャラバンサライ』、シュル・チンモイに帰依していたスピリチュアルな時期の『魂の兄弟たち』、ポップで売れ線な方向性への転換、という風に同じミュージシャンの作品なのに時期によって全く音楽性が異なる。ただし、ラテン・アフリカンなグルーヴはどの時期であろうと感じられる。

ちなみに、ジョン・マクラフリンもシュリ・チンモイの信奉者であり、『魂の兄弟たち』はジョン・マクラフリンと連名で制作している。また、ジョン・マクラフリンの『Industrial Zen』という作品にはカルロス・サンタナへ捧げている曲が収録されており、深い親交が窺える。

自身の作品・ライブに一流ミュージシャンを起用したり、大物ミュージシャンをゲストとして呼んだりするため、これまでに共演してきたミュージシャンには錚々たる面々が並ぶ。ジャーニーのグレッグ・ローリーとニール・ショーンはサンタナの出身であるし、その他にもウェイン・ショーター、チック・コリア、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムス、アルフォンソ・ジョンソン、デニス・チェンバースといったミュージシャンとも共演してきた。

商業的に大きく成功しており、ロック界を代表するギターインストゥルメンタルである”哀愁のヨーロッパ”、ミシェル・ブランチをフィーチャーしたポップ商業路線の”The Game of Love”といった数々のヒット作を持つ。商業路線に向くと、極端にそちらの方向に振っていく節があり、『キャラバンサライ』等のストイックなインストゥルメンタルアルバムが好きだったファンは悲しい想いをすることになる。特に後年はゲストを呼んではフィーチャーするという方式を連発する、フィーチャー大好きおじさんとなる。でも、”The Game of Love”は名曲なのでこれからもどんどんやっていってほしい

プレイスタイル

商業路線に走ったりしたため、音楽性的に節操のないイメージはあるが、根本には確実にラテンの血流が流れており、どんなにポップな方向性に行ってもラテンの感覚は確実にある。それに、なによりも単純にギタリストとして偉大である。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第15位、2011年には第20位に選ばれており、間違いなくロックの歴史上でトップレベルのギタリストである。

サウンド

サンタナのギタリストとしての最大の特徴はあの極上のサウンドであろう。トレードマークのポール・リード・スミスから繰り出される音はとにかく豊か。昔はSGを使っていたが、確実にポール・リード・スミスにしてからのサウンドの方が良い。

一聴してサンタナの音だとわかるほどに個性的なサウンドであり、サウンドの美しさではロックの歴史でも彼に並ぶ者は数えられるほどしかいない。

哀愁漂う泣きのギターサウンドが得意であるが、”泣き方”にも特徴がある。キーキー喚き叫ぶような”泣き”ではなく、豊かで情感溢れるラティーノの男泣きという感じ。あつくるしい”泣き方”をするのである。

一音をロングトーンで弾くだけで聴衆を魅了できるほどの美しいサウンド。

サスティン

サンタナのもう一つの特徴はあまりにも長い、超ロングサスティンであろう。永遠になり続けるのではないかと思わせる、超ロングサスティンは異常。ハイフレットでチョーキングしながら、ひたすら1音だけを伸ばし続けるのはサンタナの得意技である。このロングサスティンにより、少ない音数でも多くのことを伝えることを可能としている。エモーショナルこの上ない。

フレージング

フレージングは、ブルースに根ざしたシンプルながら節回しの聞いたものが多い。速弾きをするタイプではなく、少ない音数をエモーショナルに弾いていくタイプである。

まとめ

サウンドがとにかく美しいサンタナ。音楽において、少ない音数でも十分に表現はできることを教えてくれるギタリストである。ラティーノの血が流れたエモーショナルなプレイは聞く者の胸を打つ。

 - ギタリスト ,

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