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Chris Squire(クリス・スクワイア)「おばけベース」

      2017/05/14

プログレッシブバンドのイエスのベーシストである、Chris Squire(クリス・スクワイア)

ほとんどイエスでの活動が中心のため、その他のバンドやミュージシャンの作品やライブにはあまり参加はしていない。しかし、非常に個性的なプレイスタイル・サウンドを持つ優れたベーシストであり、ベーシストとしての人気は高い。

独特のおばけサウンド

クリス・スクワイアのベースで最も特徴的なのはやはり、サウンド。この時期は個性的なロックベーシストが大変多かったのですが、クリス・スクワイアもご多分に漏れず個性派だった。

トレブルを強く強調していると思われるサウンド。おそらく中音域は極端にカットしている。さらにピック弾きを行うことにより、トレブリーなソリッドサウンドが出来上がる。個人的には幽霊が徘徊しているようなベースサウンドに聞こえるので、勝手に「おばけサウンド」と名付けております。

ちなみに一貫してリッケンバッカーを使い続けている。

ネックを縦横無尽に駆けまわるスタイル

また、ベースラインについてもクリス・スクワイアは個性的です。シンプルなベースラインを使うことが極端に少なく、ロック的な8ビートのベースラインはほとんど弾かない。

低音域から高音域をフルに駆けずり回るようなベースラインが非常に多く、またベースライン自体も非常に印象的である。イエスの曲にはベースラインが曲を引っ張っていくような曲も多い。

ベーシストとしてバンドの土台を支える役割を持つ一方で、印象的なベースラインを奏でることにより、ウワモノ楽器のように楽曲に彩りを与える役割をも担っているのがクリス・スクワイアなのである。

イエスの代表曲のラウンドアバウトやシベリアン・カートゥルも、クリス・スクワイアのベースラインがまず頭に思い浮かぶ人も多いでしょう。ただでさえ、ギター・キーボードがいて、ウワモノ楽器が多いイエスですが、さらにベースのクリス・スクワイアさえもウワモノ楽器の役割を持っていたら、音がぶつかり合いそうなものですが、そこは絶妙なバランス感で上手く曲の一部として成り立たせている。

また、非常に動きまわるベーススタイルではあるが、ティム・ボガートジョン・エントウィッスルのようなリードベーシストの動き回り方はしない。あくまでティム・ボガートやジョン・エントウィッスルがベースライクなフレーズが多いのに対してクリス・スクワイアはもっとメロディ寄りのフレーズを弾く。

クリス・スクワイアのプレイは主にイエスでしか聞けませんが、イエスは楽曲も素晴らしく、個々のプレイヤーの実力も大変高いので、おすすめです。

 - ベーシスト ,

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