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渡辺香津美(わたなべかづみ)とは

      2015/02/25

渡辺香津美とは、世界でも活躍する日本の一流ギタリストです。

中学の頃にベンチャーズに興味を持ってギターを始めた渡辺香津美。高校はモト冬樹と一緒であり、マーティー・フリードマンも出演していた深夜番組の『ヘビメタさん』で、モト冬樹はその頃のエピソードを語っている。

その後17歳の天才ギタリストとしてデビューした渡辺香津美は、渡辺貞夫、坂本龍一、矢野顕子、村上ポンタ秀一、YMO等と共演し、天才の名に違わぬ活躍を見せる。

さらに、国内の大物ミュージシャンと共演するに留まらず、マイク・マイニエリをプロデューサーとして迎えた自身の作品『TO CHI KA』では、マーカス・ミラートニー・レヴィン、マイケル・ブレッカー、ピーター・アースキン、ウォーレン・バーンハート、スティーヴ・ジョーダンといったスタープレイヤーを招く。2010年の東京JAZZでは『TO CHI KA』メンバーが再集合するも、オマー・ハキムが終始譜面をガン見した挙句に”Unicorn”のラストキメを早く入りすぎるという伝説を残す

以後も多くの海外スタープレイヤーと共演する。特にトリオ作品には毎回超絶プレイヤーを招いており、非常にスリリングである。例えば、

ジェフ・バーリン×ビル・ブルーフォード
ジェフ・バーリン×ヴァージル・ドナティ
ヤネクグウィズダーラ×ベド・カルヴェール、オラシオ・”エル・ネグロ”・エルナンデス
リチャード・ボナ×オラシオ・”エル・ネグロ”・エルナンデス

といったプレイヤーとトリオ編成で作品を発表している。

また、アコースティックギターも演奏しており、アル・ディ・メオラとデュオで共演している。

プレイスタイル

超絶トリオを組むことが多い渡辺香津美ですが、本人も当然のように超絶的なテクニックを持つギタリストである。渡辺香津美のプレイでスリリングなのはやはり彼の速弾きであろう。

テンポを守って正確に音を弾いていくようなお行儀の良い速弾きではなく、意外にも荒々しく、若干弾けていなくても無理やり合わせにいくような速弾きが特徴である。そのため、彼の速弾きはノイズが入りやすく、正確なリズムからは遅れ気味に音符が弾かれることが多い。しかし、これがまた独自の”渡辺香津美節”となる。

また、スウィープの多用も彼の個性の一つであります。ギターソロの中に自由に飛び交うスウィープフレーズはソロを盛り上げるのに非常に大きい役割を持っています。スウィープフレーズも、ややノイズが入ったり、遅れ気味に入ってくるが、先程言ったようにそれがまた味わい深い。

速弾きギタリストというのは、どうしても無感情なプレイになってしまうことが多い。しかし、渡辺香津美の速弾きプレイは全くそうはならない。むしろ、感情がむき出しの非常にパッション溢れるプレイが彼の魅力である。あれほど速く弾きながらも、情熱を感じさせるギタリストは中々いない。そして、まさにこの個性が渡辺香津美というギタリストが世界的に活躍している所以だと思う。

渡辺香津美のギタープレイは聞いていて楽しくなるし、一度彼の演奏している姿を見れば、誰もが彼のファンになってしまうだろう。聞いている人をこれほど楽しくしてしまうギタリストなのだから、一緒に演奏しているメンバーは言わずもがな。

まとめ

世界的に活躍する渡辺香津美。もちろん、実力は超一流であり、とてつもないテクニックを持っている。しかし、ミスを全くしない完全無欠なプレイかというと、そうでもない。テンションが高くなると荒々しくなるし、若干弾けてなくてもパワープレイで押し切ることもある。だが、これが渡辺香津美の”渡辺香津美”たる所以である。

渡辺香津美の凄いところは、単に超絶的なテクニックを持っているだけでなく、しっかりと自分自身のプレイスタイルを持っていることであろう。上手いのは当たり前であり、それを超えた”何か”が渡辺香津美のプレイにはある。人間らしくときには荒々しくなる彼のプレイにはパッションが篭っており、彼のギタリストとしての表現がビンビンに伝わってくるのである。

 - ギタリスト ,

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