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キース・エマーソンを弔う。71歳で死去。

   

キース・エマーソン

キース・エマーソン

キース・エマーソン死去

エマーソン・レイク・アンド・パーマーのキーボーディストとしてカリスマ的な人気を誇っていたキース・エマーソンが、自宅で亡くなっていたところを発見されました。

エマーソン・レイク・アンド・パーマーのFacebookでもアナウンスがされています。

頭部に銃で撃たれた痕があり、自殺の可能性もあると警察が調査しているとのこと。享年71歳。

4大プログレバンドの一つ

キース・エマーソンがグレッグ・レイクカール・パーマーと共に結成したエマーソン・レイク・アンド・パーマーはキング・クリムゾン、イエス、ピンク・フロイドと並ぶ4大プログレバンドの一つとされていました。

プログレバンドとしては珍しいトリオ編成、クラシック要素を採り入れた楽曲、シンセサイザーの導入など、先進的な取り組みを数多く行ってきたバンド。

『タルカス』『展覧会の絵』『恐怖の頭脳改革』はロック史に残る名盤。

思えばエマーソン・レイク・アンド・パーマーは、4大プログレバンドの中でもアウトロー感があり、他とは少し毛色が違っていた。その違いとは、あくまでロックミュージシャンとしてのスピリットを持ち続けていたこと。

楽曲自体は目まぐるしく展開する複雑かつ綿密な構成であったが、演奏はテンション重視で粗くなるときが結構あった。腰高に動きまくるグレッグ・レイク、リズムを守る気がそもそもないカール・パーマー、そしてスイッチ入るとオルガンにナイフをぶっ刺すキース・エマーソン。

プログレバンドには珍しい”勢い重視”な面がエマーソン・レイク・アンド・パーマーにはあった。しかし、だからこそ、エマーソン・レイク・アンド・パーマーのライブ演奏はスリリング極まりない。

前衛的な音楽性はもちろんのこと、ライブ感溢れる演奏を併せ持つエマーソン・レイク・アンド・パーマーは個人的にも大好きなバンドであり、何度も聞いたものです。

キーボード界のカリスマ、キース・エマーソン

キース・エマーソンのキーボード界における存在感は今なお圧倒的である。

同時代に活躍していたキーボードプレイヤーと言えば、ジョン・ロードとリック・ウェイクマンがいたが、ことカリスマ性という点ではキース・エマーソンが頭二つは抜けていた。

ロックといえばどうしてもギターが主役になることが多い。だが、キース・エマーソンは根本的に脇役になれないような性質だったのであろう。彼の音楽はあくまでキーボードを主役に据え、パフォーマンスもギタリストを食うつもりでやっていた。

こんなキーボーディストはどこにもいなかった。今もいない。

単純な技術力だけで言えば、キース・エマーソンよりも精確に弾けるプレイヤーはゴマンといる。特に年を取ってからのキース・エマーソンは下手だとよく言われている。実際に観に行ったこともあるが、全く指が回っていなかった。

でも、それにも理由がある。彼は右手に神経性の障害があり、動かない指が二本もあったのである。

そのような状態でもステージに立ち続けた。しかも、障害について語ることはあまりなく、ファンでなければその事実を知る人は多くなかったでしょう。

以前来日した際に、めざましテレビで演奏していましたがその時もやはり右手は回っていませんでした。でも、ステージに立つからにはプロフェッショナルとして徹するのか、神経性の障害について語ることはなかった。ちなみに、この来日の際の公演を観に行きましたが、ライブ中も一切語ることはありませんでした。

右手の指が動かせないことについて、多大なるストレスを抱えていたはずです。でも、ステージ上ではそのような様子を一切出さずに、全力でプレイしていたキース・エマーソンはやはりスターだなと感じた憶えがあります。

全身全霊をキーボードにぶつけるキース・エマーソンのプレイは、どこまでも人間的であった。彼の演奏からは理屈では説明できない何かが伝わってくる。

後にも先にも現れることがないであろう、突出したカリスマであるキース・エマーソン。是非この機会に彼のプレイを聞いてみてください。


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