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Larry Graham(ラリー・グラハム)「スラップ生みの親」

   

スラップ奏法生みの親、Larry Graham(ラリー・グラハム)

スラップ奏法を初めて行ったのが本当にラリー・グラハムであるかどうかは実際には諸説ある。たとえば、ルイス・ジョンソン創始者説など。しかし、一般的にスラップ奏法生みの親として最も認知されているのはラリー・グラハムである。

ちなみにスラップ奏法が生まれたのは、急遽ドラマーが不在になってしまったライブにて、ドラムの役割をベースでカバーしようとした際にラリー・グラハムが思いついたことによるという。

スライ・ストーン率いるスライ&ザ・ファミリー・ストーンに加入することにより広く名が知れ渡るようになり、バンドを抜けてからは自身のリーダーグループであるグラハム・セントラル・ステーションを結成する。

スラップ奏法を操るベーシストとして知れ渡っているが、ベースを弾きながらボーカルも行い、ライブでも弾きながら歌うスタイルで行うことが多い。

プレイスタイル

スラップの創始者とされ、実際にもスラップを多用することにより、スラップ奏法がプレイスタイルとして注目されやすい。しかし、スラップテクニックはラリー・グラハムの一部でしかない。

ラリー・グラハムの個性はやはり、泥臭くファンキーそして踊れるベースであるという点だろう。ラリー・グラハムのベースを聞いていると細かいテクニックなんてどうでもよくなります。ただ、なんとなく身体を横に揺らしたくなる。聞いていると踊りたくなるようなベースです。そしてラリー・グラハム自身も踊りながら、楽しそうにベースを弾く。ラリー・グラハムは根底からファンキーで愉快なおじさんなのです。

スラップ

現代ベース界には洗練された超絶スラップベーシストが至るところにいますが、ラリー・グラハムのスラップはこれまた泥臭い。

大雑把で大胆、そしてパワフル。親指をピックのように使って弾くサムピングアップで細かいスラップフレーズももちろん弾きます。ただし、やはり全体的に大味であることが特徴です。

スラップフレーズの基礎とも言えるようなオーソドックスなスラップフレーズを使うことが多い。まあ、創始者なので当然といえば当然ではありますね。そのため、コピーはしやすい。ラリー・グラハムのベースプレイはベーシストの参考になるスラップフレーズで溢れています。

グルーヴ

ラリー・グラハム最大の個性であるグルーヴ。スラップの創始者として有名ですが、あくまでスラップもグルーヴさせるテクニックの一つとして使っている。

ファンキーなベーシストですが、16分の細かいノリより4分の大きなノリが特徴的。ラリー・グラハムのベースを聞いていると、きっと4分に大きく身体を揺らしたくなるでしょう。身体の芯までズシズシと響いてくるようなグルーヴです。

音楽は理屈じゃない!感覚だ!と言わんばかりに、人の身体を自然に揺らしてしまうグルーヴ。聞いている人を楽しい気分にさせてしまうような、そういったグルーヴです。

サウンド

サウンドについては泥臭く・図太い、そして暑苦しい。ピッキングも強いこともおそらくサウンドに影響を与えている。図太い棒が一本通っているような、芯のあるサウンドです。
ちなみにファズを利用することもある。

まとめ

スラップ奏法が注目されやすいが、単純なスラップテクニックだけで言えば、現代の超絶ベーシストの方がもちろん高い。

どちらかというと、ラリー・グラハムは細かいテクニックがどうこうというより、聞いていて気持ちが良く踊りたくなるようなグルーヴを持っていることが特筆すべき点だと思います。

ラリー・グラハムのグルーヴは人の心を掴む。

彼のライブで生の音を聞けばわかりますが、自然に身体を揺らしたくなりますし、自然に笑顔になってしまうと思います。

人の気分を楽しくさせてしまうようなベーシスト、ラリー・グラハム。

人の感情をベースの音で左右させてしまうという点では支配力の強いベーシストとも言えます。

ラリー・グラハムのベースに触れたら間違いなく彼のことが好きになってしまうでしょう。

 - ベーシスト , ,

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