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Les Claypool(レス・クレイプール)「変態ベーシスト」

      2015/01/28

変態ベーシストとしてその独特なプレイが人気である、Les Claypool(レス・クレイプール)

プライマスのボーカル・ベーシストとしての活動が最も知られているが、その他にもスチュアート・コープランドと組んだオイスターヘッドや自身のソロ・プロジェクトで活動している。

奇妙な音楽性、変態的なベースプレイが特徴である。王道を行かず、周りに流されず、常に斜め上の方向性に進んでいくGoing my wayなスタンスであり、強いカリスマ性を持つベーシストである。他のベーシストとは明らかに違う特異なベースプレイは、多くのベーシストに支持されています。

プレイスタイル

レス・クレイプールのプレイスタイルを一言で表すと「変態的」。まず音楽性からして、王道からは大きく逸れており、シュールで気味が悪く、それなのにどこかポップであり、相当ひねくれています。

ひねくれた音楽性を持つレス・クレイプールですが、ベースプレイもそれに合わせてひねくれており、変態的。

最も知られている活動はトリオ編成のプライマス。ちなみにトリオ編成のベーシストというのは概して上手い。というのも、個々への負担が重いからである。ゲディー・リーティム・ボガート、ジャック・ブルースなど、名ベーシストばかりである。そして、レス・クレイプールもその例に漏れず、一流ベーシスト言える確かな実力と個性を持っている。特に、レス・クレイプールはプライマスにおいてボーカルも担当しており、同時に高度なベースプレイも演奏しており、バンド内で相当な負荷がかかっているはずである。

そしてトリオ編成のベーシストはリードベースタイプのベーシストが多いが、レス・クレイプールは所謂リードベースタイプとはちょっと違う。とはいっても、自身のベースプレイでバンドを引っ張っていくスタイルではあるので、リードベースの一種と言えなくもないかもしれませんが、それでも正統派のリードベースタイプとは全く異なる。

正統派のリードベーシストとして思い浮かぶのはビリー・シーンジョン・エントウィッスル、ティム・ボガートのようなベースラインを縦横無尽に動かしまわるタイプでしょう。しかし、レス・クレイプールは彼らのようにベースラインを動かしまくるわけではない。
※動かしまくってはいないだけで、ベースライン自体は動きが多いです。

レス・クレイプールは、ベースラインを動かしまくることによってバンドを引っ張るのではなく、印象的なリフやフレーズを弾くことによってバンドを引っ張る。曲のメインリフとなるようなフレーズを弾くことも多い。

そのため、レス・クレイプールが所属しているバンドの音楽は彼のベースプレイが中心となっていることが多い。

テクニック

スラップテクニックが特に注目される。スラップについても、オーソドックスなフレーズはあまり弾かず、気味の悪いひねくれたフレーズばかり弾く。

また、スラップ奏法の間にコード弾きやコードブラッシングを織り交ぜることが多く、レス・クレイプールのスラップの一つの特徴ともなっている。

しかも、高度なスラップフレーズを弾きながら歌う。まじ変態。

グルーヴ

グルーヴも独特。グルーヴを聞くとそのベーシストの性格というのが伝わってくるが、レス・クレイプールのグルーヴはひねくれている。

所謂普通のファンキーなグルーヴノリで絶対弾けるのに、普通じゃつまらないというばかりに、少しひねくれた感じのグルーヴです。

 

まとめ

レス・クレイプールは高い技術も持っているし、多分普通に弾こうと思えば弾けるんだと思います。でも、人と同じことすることに意味を見出さないのでしょう。

凄く上手いのに、「どうだ!おれ上手いだろう!?」といったプレイはしない。むしろそういったプレイをダサいと思っている節もある。

メインストリームでみんなと同じようなフレーズ・グルーヴで弾いているのは美学に反する、と思っていそうな。そういったような頑固さも見られます。一見ふざけていそうなベーシストですが、実は凄く強いこだわりを持ってベースを弾いている、信念の強いベーシストだなと思います。だからこそ、カリスマ的な人気があるのかな、とも思います。

 - ベーシスト ,

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