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Michael Schenker(マイケル・シェンカー)「哀愁の飛翔神」

   

数々の名ギターソロを残してきた「神」と称されるギタリスト、Michael Schenker(マイケル・シェンカー)。

15歳の若さでスコーピオンズのリードギタリストに抜擢された後、イギリスのロックバンドUFOに加入。UFOで数多くの名演を残すがメンバーとのコミュニケーション・アルコールの問題などで、脱退。脱退後は自身の名を冠したマイケル・シェンカー・グループを結成。

 

王道的なロック・ギター

マイケル・シェンカーのギタリストとしての特徴はペンタトニック中心の王道的なスタイルである。ロックギタリストをはこうだ!、というロックギターの真ん中を歩いて行くようなどこまでも王道スタイルが特徴。

さらに、もう一つの特徴としてはどこか哀愁漂わせるギター・プレイでしょう。マイケル・シェンカーは言語の壁により、UFO所属期にはメンバーとのコミュニケーションに苦労をしたとのことで、強い孤独感を味わったとのこと。その孤独感から生まれたのでしょうか、ギタースタイルにも哀愁を感じさせます。UFO脱退後は孤独感から解放されたのか、もっと前向きで明るいギタープレイになっています。

そのためか、UFO期に聞かれるマイケル・シェンカーのギターソロはどこか胸打つような響きを持つ。マイケル・シェンカー・グループでも素晴らしいギターソロはたくさんありますが、UFO期のギターソロは、そのときでなければ弾けなかったであろう唯一性があります。

歴史に残るギターソロが含まれるUFOの「Rock Bottom」。ライブ版も探してみましたが、マイケル・シェンカーはライブだとアドリブで弾くため、原曲バージョンを。

長尺のギターソロですが、ドラマ性が非常にあります。哀愁含まれるフレーズに、どこか胸打つチョーキング。ロックの歴史の中でも際立つ名ギターソロかと思います。UFO期だと他にも「Doctor Doctor」が名曲です。

 

どうしてこうなった

孤独感溢れる哀愁溢れるギターソロをUFO期に聞かせたマイケル・シェンカー。UFO脱退後も数々の名ギターソロをマイケル・シェンカー・グループで作り上げています。UFO期のような哀愁は少し消えましたが、それでもロックギターの模範であるような素晴らしいギタリストであることは間違いない。

ただし、ライブ放棄は絶対に許されない

そう、マイケル・シェンカー度々ライブを放棄するそうな。例えば2006年、酩酊状態でステージにあがり2曲でライブを放棄した事実。しかも、客もある程度覚悟して来ている事実。

2006年の時のマイケル・シェンカーは50歳を超えております。ゆとり世代でさえドタキャンを行わないであろう事態に、二日酔いというふざけた理由でライブを放棄したマイケル・シェンカー。「マイケル・シェンカー・グループ」なのにマイケル・シェンカー不在のライブ。これは、許してはなりませんね

言語の壁で哀愁溢れるようなフレーズを弾いているちょっと同情できそうな過去を持ちながら、どうしてこうなった。

 

でも、結局許される

普通の大人だったら許されないようなことをしても、結局許される。それがマイケル・シェンカーです。個人的にはこれ以上甘やかしてはならない気がしますが、ドタキャンされようが「しょうがないか。。。」程度で済まされてしまうマイケル・シェンカー。

カリスマ性でしょうか。Vネックのギターを足で挟んで弾く真似を何人がしてきたでしょうか。彼のギタースタイルに憧れたギタリストが何人いたでしょうか。

それで結局許されてしまうのです。

最後に、マイケル・シェンカー・グループの名曲「Armed and Ready」。

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