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Mr.Big(ミスター・ビッグ)とは

      2015/08/02

Mr.Big

Mr.Big

Mr.Big(ミスター・ビッグ)とは1988年にアメリカで結成されたハードロックバンド。

エリック・マーティン、ビリー・シーンポール・ギルバート、パット・トーピーという一流のミュージシャンが揃ったバンドであり、楽器陣も全員が超絶的技巧を持ち併せていた。しかし、音楽性自体はポップなメロディとコーラスワークに重きを置かれており、さり気ないスーパープレイを見せることはあるも基本的には歌を中心とした楽曲がメインであった。唯一全米1位になった曲もアコースティック曲である”To Be With You”。

メンバー全員が超絶的なテクニックを持っていながらも、聞きやすい歌メロディを持つMr.Bigは日本でも大受けし、日本のライブ版は『Raw Like Sushi』シリーズとしてシリーズ化までされている。

ちなみにバンド名はFreeの曲”Mr.Big”から取っている。

■来歴

結成

TALAS・デヴィッド・リー・ロスバンドで既に活躍していた爆音超絶技巧ビリー・シーン、レーサーXの超絶速弾きギタリストのポール・ギルバート、インペリテリやテッド・ニュージェントで活躍していたパット・トーピーという鉄壁の楽器陣、そしてハイトーンボイスが特徴のエリック・マーティンの四人により1988年に結成される。

デビューアルバムはバンド名を冠した『MR.BIG』。一曲目にはビリー・シーンとポール・ギルバートのタッピングユニゾンやソロの掛け合い等の超絶技巧が満載であり、超絶技巧バンドの自己紹介代わりに相応しい幕開けとなる。

全米NO.1

セカンドアルバムの『Lean Into It』は1991年に発表。ポップなメロディを持つハードロック曲”Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)”、ギターのタッピングを駆使したイントロで有名な”Green-Tinted Sixties Mind”、ヒットシングルの”Just Take My Heart”、バンド唯一の全米NO.1のシングル”To Be with You” が収録されている。

“Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)”ではマキタ製の電動ドリルを用いた高速ピッキングを披露しており、ライブにおける見せ場の一つともなっている。

To Be With Youの次が続かない

“To Be With You”が大ヒットしたものの、それ以降は1993年に『Bump Ahead』、1996年の『Hey Man』は振るわず。ただし、日本での人気は相変わらず高い状態は続く。

『Bump Ahead』には超絶ユニゾンフレーズが披露される”Colorado Bulldog”、『Hey Man』には名曲”Take Cover”が収録されているので、聞き所自体はある。

ポール脱退、そして解散

1999年にはポール・ギルバートが脱退して、代わりにこれまた超一流ギタリストであるリッチー・コッツェンが加入。2000年に『Get Over It』、2001年に『Actual Size』を発表。しかし、この頃はビリー・シーンがバンド内で孤立状態にあり、『Actual Size』に収録されている”Shine”のPVを見るとその頃のバンド内の空気が伝わってくる。ビリー・シーンがやる気なさそうに、淡々とベースを弾いている一方で、他の三人が楽しそうに和気あいあいと演奏している様は、ビリー・シーンファンからすると涙ちょちょぎれ。そして、Mr.Bigは解散…….

再結成

2009年にオリジナル・メンバーでの再結成が発表され、それに伴い2010年には『What If…』を発表。相変わらず日本での人気は根強く、当然のように来日。

■メンバー

ビリー・シーン(ベース)

超絶的ベーシストであり、タッピング、ハーモニクス、スウィープ、速弾きでギタリストに立ち向かう。しかし、Mr.Bigでは比較的におとなしくしており、時たま見せるユニゾン等を除けばそれほどテクニカルなプレイはしていない。シンプルなプレイであろうと、ドライブ感のある8ビートは存在感十分。あと、そもそも音でかい。カリスマベーシストであり、多くのキッズにリスペクトされている。

エリック・マーティン(ボーカル)

まるで女の子かのような整った顔立ち、そしてハイトーンヴォイスが特徴的なボーカル。

ポール・ギルバート(ギター)

超絶速弾きギタリスト。プレイは正確であり、整然とした速弾きが特徴である。テクニックに申し分ないのはもちろん、空気を読んだプレイも得意としており、曲中で出る所と出ない所を上手く使い分ける。

パット・トーピー(ドラム)

イケメン。パワフルでテクニカルなドラミングが特徴。

■旧メンバー

リッチー・コッツェン

単なる上手いやつ。速弾きOK、ブルージーなプレイもOK、それでいて歌も上手い。上手い

■まとめ

Mr.Bigの素晴らしいところは、まず全員が上手すぎることである。演奏面に隙がなく、ベース・ドラム・ギター全員が主役になれる実力を持っているので、楽器奏者からしたら演奏を聞いているだけでも十分に楽しい。

一方で、Mr.Bigの楽曲はポップである。Mr.Big自体、非常にメロディを重要視しており、コーラス・ワークもキレイである。テクニカルなメンバーが集まっているが、そのテクニックを前面には出さずに、さり気なく曲中で披露する程度である。

ポップな曲調にさり気なく披露されるテクニカルな演奏のバランス感が絶妙であり、日本で受け入れられたのもその要因が大きかったように思う。

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