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オズ・ノイ(Oz Noy)とは

   

オズ・ノイ

オズ・ノイ

オズ・ノイ(Oz Noy)とは、イスラエル出身で、ジャズ・ブルース・ファンクなどさまざまな要素をミックスさせた個性的なプレイが特徴のギタリストです。

ソロで精力的に活動しているが、そのメンバーが毎回凄い。デイヴ・ウェックルエティエンヌ・ムバペウィル・リージミー・ジョンソン、キース・カーロック、ヴィニー・カリウタなど。どういう神経をしていたら、こんな面子を自分のバックに置けるのか。

その他にもスティーヴ・ルカサーマイク・スターンエリック・ジョンソン、チック・コリア、リチャード・ボナクリス・ミン・ドーキージョン・パティトゥッチ、矢野顕子、マイク・マイニエリ、ナイル・ロジャース、シンディ・ローパー、スティングらと共演している。

ソロバンドのバックミュージシャンから察せられるように、ギターがめちゃくちゃうめぇ。ちょっと上手いレベルじゃこんな化物たちを後ろに従えることなんてできません。作曲能力も高い。

カリスマ的な風格も備えており、間違いなく最高峰のギターヒーローとして注目されていくだろう。

■来歴

イスラエル出身のオズ・ノイがプロとしてのキャリアをスタートさせたのは13歳の頃。早熟。16歳の頃には既にイスラエルのトップミュージシャンと共演しており、24歳の頃にはイスラエル国内で最も確立したセッション・ミュージシャンであった。

1996年にニューヨークへ移住し、2003年には初のソロアルバムを発表。その後もソロアルバムを発表し続けるが、毎度参加ミュージシャンが豪華。オズ・ノイが如何に一流ミュージシャンとして認められているかが察せられる。

■プレイスタイル

「Jeff Beck meets John Scofield in James Brown’s band」と称されているらしい。

意味わからん、と言いたいところだが意外と的を得ているのが恐ろしい。確かに形容するとしたら、そんなプレイヤーである。

幅広いジャンルの音楽を消化

オズ・ノイのプレイスタイルで最も驚かされるのは、あらゆるジャンルを一つの鍋に入れてごちゃごちゃに混ぜたようなところであろう。

とはいえ、幅広い音楽に対応できるミュージシャンは結構います。オズ・ノイだけじゃない。ただ、オズ・ノイの場合は「対応」というより、「消化」という言葉の方が近い。この点が他のミュージシャンと違う。

ジャズだったらジャズっぽく演奏する。ファンクだったらファンクっぽく演奏する。ロックだったらロックっぽく演奏する。こういうミュージシャンはたしかにいる。そのジャンル毎にプレイスタイルを変えて対応するようなミュージシャンである。もちろん、この時点で凄い。全然グルーヴの違う音楽に対応していくのは大変困難なのである。

だが、オズ・ノイはそのさらに一歩先をいっている。。彼の場合はどのジャンルを弾いていようが、ジャズ・ロック・ファンク・ブルースのあらゆるジャンルの要素が聞こえてくるのである。ジャンル毎にグルーヴを対応させていくのではなく、そもそも彼のプレイにはあらゆるジャンルのグルーヴが混ぜられているのである。

本人談では、

“It’s Jazz. It just doesn’t sound like it.”
ホームページより

とのこと。一応ジャズだとさ。他にはこんなことも言っています。

自分にとって自然な音楽とは・・・・・自身のジャズ・ヴォキャブラリーでブルースやロックやファンクする・・・・・
http://www.videoartsmusic.com/oz_noy/interview.htm

抜群のグルーヴ

オズ・ノイの特徴は、強烈なるグルーヴ。

基本的にファンキー。だが、先程も言ったように、ファンクのグルーヴだけではなく、ジャズやブルース、ロックのグルーヴも頭を覗かせる。

ジャンルの壁を越えたプレイスタイルのミュージシャンはいっぱいいますが、ジャンルの壁をぶち壊してここまで混ぜあわせたミュージシャンはなかなかいないと思います。

オズ・ノイはグルーヴについては相当うるさい人間だと思います。どんなことがあっても常にグルーヴを出している。なんといっても、ギターソロ中でさえ、バッキングの時と同じくらいグルーヴします。

サウンド

基本は乾いたサウンド。

しかし、エフェクターを効果的に使って、サイケデリックなサウンドを出したり、ジョン・スコフィールドみたいなファンキーディストーションサウンドも用います。

Jeff Beck meets John Scofield in James Brown’s band

この意味不明なキャッチコピー。でも、これが結局オズ・ノイを最も的確に表わしている。

ジャンルの壁をぶち壊して、どんどん自分のプレイスタイルに消化させるところなんかは、まさにジェフ・ベック。ただ、ジェフ・ベックがロック寄りだとすると、オズ・ノイはファンクとかジャズ寄りですね。なので当然、バッキングはジェフ・ベックの500万倍上手いです。そして、サウンドはジョン・スコフィールド的。さらに、ファンキーなグルーヴはジェームズ・ブラウンのバンドにいるかのよう。

ここまで貪欲に、さまざまなジャンルを自分の中に吸収してしまったプレイヤーは本当に稀だと思います。

ジミ・ヘンドリックスを洗練させたようなプレイヤー、と言っても良いかもしれない。

■まとめ

センスに溢れたオズ・ノイのギタープレイ。始めて聞くと少し戸惑いさえおぼえてしまいます。

その圧倒的に個性的で、今まで聞いたことのないようなジャンルをミックスさせたグルーヴ感覚には、度肝を抜かれるはずです。ギタリストであれば、絶対聞いておきたい。

 - ギタリスト ,

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