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Pat Martino(パット・マルティーノ)「マシンガン奏法」

   

マシンガンの如く16分音符を止めどなく弾きたくる奏法で有名な人気ジャズギタリスト、Pat Martino(パット・マルティーノ)

2014年現在で70歳のパット・マルティーノ、長らくトップレベルのギタリストとしてジャズ界で活動しています。クリーンで温かみのあるサウンドから、機械のように精確なピッキング、そしてそのピッキングから繰り出されるマシンガンの如く16分音符はパット・マルティーノ独自のスタイルであります。

 

 

マシンガン奏法

マシンガン奏法とはいっても、タッピングのような特殊な奏法のことではありません。パット・マルティーノの休む間もなく弾かれる16分フレーズが、まるでマシンガンのようであることから、パット・マルティーノの弾き方はマシンガン奏法と一部では言われております。

当然ジャズ界のギタリストですので、パット・マルティーノのソロはほぼ全て即興で弾かれております。ただ単に音数を多くするだけであれば、誰しもができることです。しかし、パット・マルティーノは個々のフレーズが有機的に繋がりつつ、かつ、音がびっしりと詰め込まれているのが特徴です。

またリズムについては非常にタイトです。休符の際の音処理等も歯切れよい。このリズムのタイトさ・休符処理の歯切れ良さがパット・マルティーノのギタープレイにスピード感を加えていることに一躍を買っている、マシンガン奏法の重要な要素であります。パット・マルティーノのギタープレイは速弾きというよりは、スピード感があるのが特徴。他のギタリストと同じフレーズを弾いても、パット・マルティーノの方が速く弾いているように聞こえるような気がしますね。

こちらはジョン・スコフィールドとパット・マルティーノが共演している動画であり、ジャズ・スタンダードの「Sunny」を弾いております。

全くタイプの違う二人であるからこそ、パット・マルティーノのギタースタイルの特徴が非常にわかりやすく掴むことができるかと思います。タイプの違うギタリストが共演すると、それぞれの特徴が明確に聞こえてくるので聞いていて非常に楽しいです。

パット・マルティーノはとにかくリズムはタイトに音をはめ込んでいき、一つ一つの音は均一に弾いていきます。音の均一性というのも、パット・マルティーノのギタースタイルが”マシンガン”であると言われる所以でしょう。

ちなみに、余談ですがこの動画でオルガンを弾いているジョーイ・デフランセスコ。この男も大概おかしいです。ソロの起承転結、足元で弾くベースライン、グルーヴ、全てにおいてレベルが高い。主役を食ってしまう勢いでの演奏です。

 - ギタリスト

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