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Richie Kotzen(リッチー・コッツェン)「オールラウンドギタリスト」

      2017/05/14

ポール・ギルバート脱退後のMr.Bigにギタリストとして加入した、Richie Kotzen(リッチー・コッツェン)

速弾きギタリストを数多く輩出してきたシュラプネル・レコーズからデビュー。その後もポイズン、Mr.Bigへの加入、グレッグ・ハウとの共演、ジャズベーシストのレジェンドであるスタンリー・クラーク率いるVertuへ参加したり、特定のジャンルにとらわれずに幅広く活動している。また、ソロ活動も積極的に行っており、その際にはボーカリストとしての非凡な才能を見せる。

 

幅広い音楽の消化

リッチー・コッツェンはシュラプネル・レコーズからデビューしており、Mr.Bigにも加入しているため、ハードロック界との関わりは深いと言えます。しかし、彼のプレイスタイル自体は実は相当に幅広い。

ファンク・ブルース・ソウル・ロック等おそらく相当幅広く音楽を聞いてきており、自分のギターに採り入れている。そのため、あらゆるジャンルに対応できるし、実際に活動も幅広く行っている。

ギタープレイも器用の一言。まずテクニック的に言えばハードロック界でもトップレベルです。速弾きはもちろん、アラン・ホールズワースを彷彿とさせるレガートプレイ、スウィープやタッピング等の技術を自在に使いこなします。

しかし、速弾きハードロックギタリストがネオクラシカルな方向性にいくか、コンプがかかった機械的な方向性にいくことが多かった時代において、リッチー・コッツェンは少し異質です。

リッチー・コッツェンのサウンドはどちらかというと古臭い、ナチュラルなサウンドです。エフェクターもあまり多用しないようです。

Mr.Bigがディープ・パープルのBurnをカバーしている動画です。

ギターソロについて言えば、超高難度です。レガートによる速弾きフレーズの応酬に、随所に挟まれるスウィープ。こんなのどうやって弾けと

しかし、これだけの超絶テクニックながら、リッチー・コッツェンのプレイは無感情で機械的ではありません。リッチー・コッツェン自身、テクニックにそれほどおそらくこだわってはおらず、あくまで音楽的にありたいと考えていると思います。

そのため、どんなにテクニカルなフレーズを弾いても、フィーリングも失われません。逆に言えば、超絶フレーズをフィーリングを失わずに弾けるほど上手いということでもあります

アンプ直のようなナチュラルでブルージーな音ながら、これほど近代的なテクニックを使いまくるギタリストは中々いないのではないでしょうか。

こちらはリッチー・コッツェン、ポール・ギルバート、そしてジョージ・リンチの共演動画。リッチー・コッツェンのギターは非常にソウルフルかつエモーショナルで音楽的です。

ジョージ・リンチのアドリブソロは相変わらずよくわからんです。ポール・ギルバートは相変わらずの速弾きのうまさです。

しかし、このように三人のギタースタイルを見ていくと、やはりリッチー・コッツェンのギタースタイルが一番センスフルです。器用なオールラウンダーっぷりをこれでもかというくらいに見せつけていますね。

 - ギタリスト ,

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