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スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)とは

      2017/05/14

スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)とはカリスマ的人気をほこるアメリカのギタリスト・作曲家である。

奇才フランク・ザッパ門下生の一人である。非常に卓越した採譜能力を持ち、フランク・ザッパの演奏を採譜した”The Frank Zappa Guitar Book”を出版している。フランク・ザッパのバンドでもギタリストとして演奏しており、「Impossible Guitar Part」「Stunt Guitar」「Strut Abuse」というセクションネームが与えられている。名前の通り、超絶的なギタープレイを見せていた。

その後、イングヴェイの後任としてアルカトラスへ加入、さらに、デイヴィッド・リー・ロスのバンドに参加してビリー・シーンと共に強烈な演奏を残している。他にもホワイト・スネイクに参加している。

一方でソロ活動も大成功しており、1990年発表の『Passion and Warfare』はギターインストゥルメンタルながら全米で18位を記録した。

ジョー・サトリアーニが主催しているG3には頻繁に参加しており、エリック・ジョンソンジョン・ペトルーシ、イングヴェイ様、ロバート・フリップスティーヴ・モーズスティーヴ・ルカサーといった錚々たる面子と共演している。並みのギタリストであれば、こんなやつらと共演すること自体、公開処刑に値する。しかし、褐色のイングヴェイと呼ばれるトニー・マカパインを自身のバンドのバックメンバーとして起用しているスティーヴ・ヴァイは、そもそも一流ギタリストが普段からすぐ横にいるようなものですね。

ギターの腕前はもちろんだが、総合的な音楽的素養も天才レベル。ビリー・シーン曰く、ライブで自分の弾いたソロの音を憶えているとのこと。ちなみにビリー・シーンは憶えていないらしい。ですよね

自分のギターには名前をつける趣味がある。あと、奇妙なギターを多く使う。ダブルネックギターは当たり前、トリプネックギターも、さらにはフレットをぐにゃぐにゃに曲げたギターも使う。フレットを曲げることによって正確な音程を出すというわけのわからないギターです。さすがスティーヴ・ヴァイ、こだわります。

そして、地味にテレビのBGMでよく使われる。両手タッピングのイントロが印象的な”Building The Church”は頻出。選曲している方のセンス、素晴らしいです

プレイスタイル

超絶ギタリストが次々と現れていた時代においてカリスマ的な人気を得たスティーヴ・ヴァイ。当然ですがギターの腕前は超一流。特に、スティーヴ・ヴァイに関してはギターインストゥルメンタルの完成度が非常に高く、優れた楽曲を一切損なわずに自身のギタープレイを披露する。単なる超絶ギタリストだはなく、ギタープレイだけで楽曲を成り立たせる表現力も評価されているのだと思います。

スウィープ、タッピング、両手タッピング、超絶的な速弾きはお手の物。しかし、単なる「速さ」だけで言えばスティーヴ・ヴァイより優れたギタリストはいます。しかし、スティーヴ・ヴァイはそれでいて「正確」である。彼のギタープレイはしっかりと計算されており、自身のギタープレイを完全にコントロールしている印象。

表現の方で言えば、アーミングの多用、サウンドの加工、サスティンを操りながら他のギタリストとは一線を画す独自性を持つに至る。ギターで人の声を模す試みも行っている。

魅せるステージパフォーマンスも特徴であり、強く惹きつけられる。カリスマ的人気を持つのも納得である。

まとめ

ギタリストとして超ハイレベルな技術を持つスティーヴ・ヴァイですが、それ以上に、自身の楽曲を表現する上でのギタープレイがなによりも素晴らしい。逆に言えば、自分の世界観が確立されすぎているので、バンドのギタリストとしては不向きであると思う。

音楽家としての総合的能力がすば抜けているスティーヴ・ヴァイの音楽は是非ともおすすめしたい。

 - ギタリスト , ,

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