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ヴァーダイン・ホワイト(Verdine White)とは

   

ヴァーダイン・ホワイト(Verdine White)とは、陽気なパーティー野郎が集まったファンキーバンド、アース・ウィンド・アンド・ファイアーのベーシストである。

■来歴

アメリカ合衆国のシカゴで生まれ育つ。医者である父親は、ヴァーダインもその道を歩むことを願ったそうだが、その道にカスリすらしない音楽の道を歩むことになる。ベースとの出会いは、オーケストラのクラスでアップライトベースを見たことから始まる。何かしらの運命を感じたようである。

シカゴ交響楽団で数年演奏を行った後は、シカゴ周辺地域のジャズクラブでエレクトリック・ベースを演奏し、プロとしてのキャリアを歩む。さらにその後、兄のモーリス・ホワイトと合流し、後にヒット作を連発することになるアース・ウィンド・アンド・ファイアーにベーシストとして参加することになる。

世界中をツアーすることになるアース・ウィンド・アンド・ファイアーだが、その中でもヴァーダイン・ホワイトはバンドのパフォーマンス面の向上に大きく寄与している。派手なステージ衣装、レーザーを使った照明、花火、ダンスをふんだんに採り入れたライブ・パフォーマンスはアース・ウィンド・アンド・ファイアーの大きな個性の一つにもなっている。

特にヴァーダイン・ホワイトのパフォーマンスはハチャメチャである。ボーカルと並んでダンスを始めるわ、足を派手にあげるわ、スライディングし始めるわ….エネルギーに満ちあふれている。とにかく観客が喜ぶことを第一に考えている。リズム無視でハシリまくっても、観客が喜んでいるのでご愛嬌。

一方で、そのようなパフォーマンスをライブを通して続けるためには、影の努力もある。ヨガ、瞑想、ジム通い、健康的な食生活を日課として、常にベストなパフォーマンスができるように自身の管理は完璧。単なる陽気なおっさんだと思ったら大間違い。しかも、そのような苦しい努力はステージ上で一切見せずに、ひたすらに明るくポジティブな雰囲気しか出さないことには感服。凄い

他の活動としては、ジェニファー・ロペス作品への参加、マーク・キングがいるレベル42のプロデュースも行ったことがある。

■プレイスタイル

超絶テクニック等は持たないが、グルーヴィーかつ疾走感のあるベースプレイが特徴。そして、なによりやはりステージパフォーマンスは圧巻。動きながらの演奏は、演奏がブレること、そして普通に疲れるので、実は相当難しい。特にアース・ウィンド・アンド・ファイアーは振り付けが多く、メンバーは終始動き続けなければいけない。加えて、ヴァーダイン・ホワイトはそれらの動きを他のメンバーより大袈裟に行う。ベーシストなのに振り付けをテキトウに行わない、まさにパフォーマーの鑑。

パフォーマンスに力が入りすぎてリズムがハシッたり、雑になることもあるが、このおっさんが恐ろしいのはそれでもグルーヴする。あと、90分のライブをずっと動き続けることは体力がないと絶対無理なので、その点も凄い。

ヴァーダイン・ホワイトは言葉で語るより、その演奏のグルーヴ感、パフォーマンスのカリスマ性を見る方が良い。あと、”System of Survival”のベースラインが格好良いです。

 

 - ベーシスト ,

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