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ウィル・リー(Will Lee)とは

   

ウィル・リー(Will Lee)とは1952年生まれアメリカ合衆国のセッションベーシストである。

ポップス、フュージョン、R&B、ロックといった幅広いジャンルで活動するセッションベーシストであり、ありとあらゆるミュージシャンと共演している。特に、CBSの人気テレビ番組『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』ではジャンルに関係なく多くの演奏をCBSオーケストラで行っている。

ハイラム・ブロック、スティーヴ・ジョーダン等と共に24丁目バンド(The 24th Street Band)は日本でも人気があったので知っている人もいるだろう。その他、ジョージ・ベンソン、ボブ・バーグ、ブレッカー・ブラザーズ、マライア・キャリー、矢野顕子、スティーヴ・ガッド、ビリー・ジョエル、パット・マルティーノ、オズ・ノイ、ポンタボックス、リンゴ・スター、スティーリー・ダン、マイク・スターン、渡辺貞夫、スティーヴ・ベイリーとヴィクター・ウッテンのプロジェクトであるベースエクストリームズ、といったミュージシャンと共演している。ご覧のようにジャンルは多岐に渡るし、超一流のミュージシャンとの共演が多い。もちろん、こちらで挙げているのは彼の共演歴のごく一部である。ソロ活動も行っている。

また、日本人ミュージシャンの作品に参加することも多い。国民的アイドルグループであるSMAPの作品にも参加しています。当時のSMAPのバックバンドはフュージョン界の凄腕ミュージシャンを集められており、やたら豪華だったのだが、そのバックバンドの化け物たちが揃って結成した”Smappies”というユニットも存在する。ブレッカー・ブラザーズ、グローヴァー・ワシントン・ジュニア、マイク・マイニエリ、ハイラム・ブロック、デイヴィッド・T・ウォーカー、ヴィニー・カリウタオマー・ハキムチャック・レイニー等と一緒にウィル・リーも参加している。名前を並べるだけで震えが止まらない面々である。

■プレイスタイル

指弾きをメインにスラップ等も積極的に使うオーソドックスなベーススタイル。セッションベーシストというと、物凄く上手いが無難なプレイをする、というイメージを持っている方もいると思いますが、一流と言われる人は必ず強烈な個性を持っています。ウィル・リーもそんなセッションベーシストである。

ウィル・リーの特徴としては、センスフルなプレイに、聞いているものを楽しくさせてしまうような明るいノリのベースでしょう。ウィル・リーは演奏中に身体を派手に動かして、ノリノリにベースを弾きますし、テンションが高くなると多少雑になったとしても、その場の化学反応を優先する。そういう意味では、ウィル・リーはセッションベーシストとしては珍しいタイプかもしれません。

しかし、テンションに任せるようなエモーショナルな一面を持つ一方で、どんなジャンルにもすぐに対応できる懐の深さ、ここちの良いグルーヴ、アドリブによるセンス溢れるフレージングを見ると、セッションベーシストとしての適正もやはり高い。

このように、セッションベーシストとしての能力を十分に持っていながらも、バンドマンっぽい(?)エモーションを持つのがウィル・リーです。

グルーヴについては、踊ってしまいたくなるような愉快で楽しく、明るいグルーブ感覚。そしてスラップテクニックも超絶というわけではありませんが、使いドコロのセンスが上手い。

速弾きなどはあまりしないベーシストですが、ウィル・リーのベースプレイを聞いているとそれも納得。おそらくウィル・リーは共演者との化学反応を最も大事にしており、バンド全体で音楽を楽しもうという気持ちが伝わってきます。だから、一人でベースソロをずっと弾いているのも、彼にとってはそれほど楽しいことではないのかもしれません。

■まとめ

本当にベースを楽しく弾くウィル・リー。そして、人と演奏している時がなによりも楽しそうです。常に笑顔で楽しそうにベースを弾くウィル・リー、自然と他のメンバーも楽しそうな気分になっていると思います。実際ウィル・リーが演奏している動画等を見ると、他のメンバーが実に楽しそうにしている。確かな実力を持ち、それでいて聞いているものを楽しい気分にさせるウィル・リーのベースプレイはおすすめです。

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